これから葉状腫瘍の手術を受けられる方へ

このサイトは、葉状腫瘍の手術経験者である私が綴った「葉状腫瘍 摘出手術 体験記」ブログです。

葉状腫瘍って乳癌検診で発覚する胸のしこりなのですが、あまり知られていませんよね。

私も診断されて以来、WEBで色々調べてみたものの、その時は情報が少なくてよく分からなかった経験があります。(手術後、だいぶ時が経っています)

医師が説明する文章ももちろん参考になりますが、「痛かったのか」とか、「一番辛かったのは何か」とか、「全身麻酔の感覚はどういうものだったのか」とか、「いくら支払ったのか」とか・・・・、私が経験した一つ一つのことが、皆さんの参考になれば嬉しく思います。

葉状腫瘍の手術を終えて

手術後 2年後

「葉状腫瘍の手術を終えて2年。少し前までは、腫瘍があった場所を触ると固い感じがしていましたが、だいぶ柔らかく、固い部分の面積も小さくなってきました。それと、たまに患部がキリキリ痛んだりしていましたが、それも回数が減った気がします。2年でやっとここまで来たという感じです。結構時間がかかるものですね〜。

手術後 2年半後

葉状腫瘍の術後2年半が経過しました。固い部分が半年前よりさらに小さくなってきたと実感しています。たまに痛い感覚があったのも、今はほぼゼロです。ケロイドは相変わらず残っています。

手術後 4年後

気になっていたケロイドの隆起が目立たなくなり、あと一息といった所まで回復しました。

手術後 8年経過したところで。。。

健康診断で無数の怪しい物体が有ると診断され、再検査へ。
乳がん専門病院へ紹介状を持ち込み受診。経過観察につき、半年に1度の検査をすることに。

手術後 もうすぐ10年

引き続き、乳がん専門病院にて経過観察中。先日、うつ伏せになった時に、尋常じゃない痛みを感じたので、次回の定期検査まで日があるのに、無理矢理割り込み再受診。
マンモはやってもらえず、超音波と触診だけで「大丈夫でしょう」と。。。

その後、北斗晶さんの「うつ伏せになった時に痛かった」という症状とソックリな気がして焦る。乳がん専門病院で受診して「大丈夫」の判断なので、セカンドオピニオンはこのレベルよりもっと高い必要があり、どうしようか悩む。

葉状腫瘍とは

葉状腫瘍とは、30代から40代の女性に多く発症し、急速に肥大する特徴を持つ乳腺腫瘍のことです。葉状腫瘍は悪性葉状腫瘍と良性葉状腫瘍に分類されます。よく、「悪性葉状腫瘍は乳癌なの?」と思われている人がいますが、乳癌とは別の分類です。

治療は、外科手術による腫瘍の完全切除が原則となり、手術後の病理組織所見により悪性か良性かが判定されます。葉状腫瘍の過去293例を追跡調査したところ、203例は良性、90例は悪性、また、35例は2年以内に局所再発をしたとの報告があります。

これら局所再発をした35例については初回発生時が良性の場合にも見られたため、悪性の場合はもちろん良性であっても、手術後の経過観察が必要です。

尚、初回治療から局所再発までは平均2年程度と報告されているため、少なくとも手術後3年くらいは、半年〜1年ごとの定期検診が必須です。

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