名医さがし

「経験豊かな腕の良い名医に診てもらいたい!」
そう思うようになり、乳腺外科の情報を色々と集めました。

認定医と専門医

日本乳癌学会では「認定医」と「専門医」などの学会認定専門医制度を導入し、私達一般人に乳癌分野における医師の専門性を公表しています。

しかし法的には、学会から認定がない医師でも乳腺外科の診察をすることが可能なので、下記のような乳腺外科医がそれぞれ存在します。

  1. 日本乳癌学会から認定されていない医師
  2. 日本乳癌学会 認定医
  3. 日本乳癌学会 専門医

日本乳癌学会から認定されていない医師

日本乳癌学会から、乳腺疾患に関する認定を受けていない医師。

実は、私のしこりを最初に発見したのは「日本乳癌学会から認定を受けていない外科医」でした。ですので、認定を受けていなくても診断は可能です。

しかし医師にはそれぞれ専門分野があり、役割分担も違うということが言えますので、しこりの疑いが見つかったら、より専門的である「認定医」または「専門医」のもとを訪ねるのが良いと思います。

乳腺認定医

乳腺認定医の条件は、下記をクリアした医師です。

  • 外科専門医であること
  • 継続4年以上日本乳癌学会の会員である医師
  • 乳癌学会が定めた認定施設で、通算2年以上の所定修練を終了した医師
  • 40例の乳癌症例の診療実績がある医師(認定施設にて)
  • 一定の論文・学会発表業績をもち、審査に合格した医師

乳腺専門医

乳腺専門医は、認定医よりさらに条件が厳しくなります。

  • 乳腺認定医の資格を有している医師
  • 継続5年以上日本乳癌学会の会員である医師
  • 乳癌学会が定めた認定施設で、通算5年以上の所定修練を終了した医師
  • 100例の乳癌症例の診療実績がある医師(認定施設にて)
  • 筆記試験・口頭試問に合格した医師

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専門医や認定医の中から、名医を選ぶ際の注意点

ここからは、実際、不便に感じたことを元に書きます。

専門医や認定医の中から、担当医を選ぶ時のポイントは

  1. 場所
  2. 診療日
  3. 乳癌・乳腺手術の経験数

をチェックされると良いと思います。

場所については、当然のことながら通いやすい方が良いです。
手術をした後、消毒や経過観察のため3回ほど通ったからです。

また心配なことがあれば、すぐに行けることも大きな安心となりました。

診療日については、週2日以上診察できる医者が良いと思います。
総合病院の場合、お目当ての医者が週1日しか担当しないことはよくある話です。

週1日しか診察できないとなると、診察・検査・経過観察などは別の医師に託されるか、1週間ずつ先送りされることになり時間が掛かってしまいます。

ですので総合病院の場合は、お目当ての医師が何曜日に診察するか、またそれは週2日以上あり、いずれも自分自身が通える曜日・時間帯なのか、を確認した方が良いと思います。

私の場合、この点で失敗してしまいました。

セカンドオピニオンの医師が総合病院の医師で週1日のみの担当だったことと、検査の予約が先の先までいっぱいだったこともあり、全ての検査が終わるまで2ヶ月以上も要してしまいました。

結果論ですが、この2ヶ月が腫瘍の経過や手術に大きく影響してしまいました。

次に乳癌・乳腺手術の経験数についてです。

これは中々調べられるものではありません。

しかし、開業医や、総合病院でも普段は開業医として活躍している医師の場合は、フルネームで検索すれば開業している個人病院のホームページを探し当てることも可能です。(ホームページを公開していない病院もありますが。。。)

手術の経験数が書かれていない場合もありますが、その場合は経歴、年齢など様々な情報で比較すると、なんとなく見えてくるものがあります。

私の場合は、この段階で2人の名医に絞り、結果、両方の名医に診てもらうことに決めました。

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